C57形蒸気機関車は、日本国有鉄道(国鉄)が旅客列車用として1937年から1947年にかけて製造したテンダー式蒸気機関車です。総製造数は201両で、さらに台湾向けに14両が製造されました。その美しいデザインから「貴婦人」の愛称で親しまれ、鉄道ファンの間では「シゴナナ」...

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C57形蒸気機関車について

C57形蒸気機関車は、日本国有鉄道(国鉄)が旅客列車用として1937年から1947年にかけて製造したテンダー式蒸気機関車です。総製造数は201両で、さらに台湾向けに14両が製造されました。その美しいデザインから「貴婦人」の愛称で親しまれ、鉄道ファンの間では「シゴナナ」とも呼ばれています。

C57形は、C55形の改良型として設計され、ボイラー使用圧力の向上(14kg/cm²→16kg/cm²)や動輪の変更(スポーク動輪からボックス動輪へ)などの改良が施されました。この結果、燃料効率や出力が向上し、信頼性の高い機関車として評価されました。


保存

状況
現在、動態保存されているC57形は以下の2両です。
C57 1号機: JR西日本が山口線「SLやまぐち号」で運行。
C57 180号機: JR東日本が磐越西線「SLばんえつ物語」で運行。

また、台湾でもCT273が動態保存され、イベント列車として運行されています。その他、多くの車両が静態保存されています。

Written by はるかなかぜ

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