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「試運転」とは、列車を営業運転(お客さまを乗せて走る運行)に就く前に、あらゆる性能や安全面を確認するために行う走行試験のことです。新造車両や大規模な検査を終えた車両はもちろん、線路や信号システムなどインフラ側の改良時にも欠かせないプロセスです。
試運転には大きく分けて二つの目的があります。ひとつは性能・安全確認。ブレーキの効き具合や加速性能、各種センサー類の動作、さらには非常時の自動停止装置(ATS/ATC など)が規定どおり動くかを、データロガーで細かく計測します。もうひとつは運転士・乗務員の習熟。新しい装置や運転台配置に慣れてもらうため、現場の乗務員がハンドルを握って何度も走るわけです。 また、試運転には段階があり、まずは車両基地内の短い線路で行う「構内試運転」、次に本線へ出て最高速度まで試す「本線試運転」といった具合にステップアップしていくことも多いです。夜間の終電後に実施されることが多いのは、ダイヤ上の制約を受けにくい・線路閉鎖が必要だからなどとなります。
「出場(しゅつじょう)」とは、車両が工場(車両工場・車両所)での検査や修繕を終え、ふたたび本線に戻ることを指す鉄道用語です。逆に工場へ入るときは「入場」と呼ばれ、両者はセットで扱われることも多いです。
そもそも鉄道車両は、法令と会社ごとの基準に基づき、定期的に分解点検や部品交換を行います。大きく分けると「重要部検査(約3~4年ごと)」「全般検査(約6~8年ごと)」などがあり、これらの長期検査では車体を持ち上げ、台車やモーター、制御装置に至るまで徹底的にチェックしたりします。 点検が完了すると、まず工場構内で“試運転”を実施し、ブレーキや加速性能、各種センサーの動作を確認。その後、営業路線へ試運転列車として送り出され、最終的な性能テストをパスしてはじめて「出場」となることが多いです。 なお、新造車両の場合でも「メーカー工場を出場し、甲種輸送(貨物列車での輸送)に付く」という表現を用います。
2024年11月1日22時01分追加
2nd-train ライター
2018年より記事執筆を担当
JR東日本、東京メトロ、都営地下鉄など首都圏の鉄道を中心に執筆
2,100件以上の鉄道ニュース記事を執筆
150社以上の鉄道会社について記事を作成
首都圏の鉄道を中心に、新型車両導入やダイヤ改正などの最新情報を配信。特にJR東日本と東京メトロの動向に詳しく、わかりやすい記事作成を心がけています。
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