EF81は、1968年から1992年にかけて164両が製造された国鉄の交直流電気機関車で、国鉄分割民営化後はJR東日本・JR西日本・JR九州・JR貨物などに継承された形式です。日本海縦貫線のように直流1500Vと交流20kV・50Hz/60Hzが混在する区間を直通できる万能機として登場し、常磐線、東北本線、羽越本線、北陸本線、さらに関門トンネルを含む山陽本線・鹿児島本線系統などで、貨物列車や寝台特急のけん引に幅広く活躍しました。
技術的特徴は、直流1500V・交流20kV(50/60Hz)の3電源対応、Bo-Bo-Boの6軸配置、抵抗制御方式を採用した点です。車体幅を2,900mmに拡大し、主抵抗器を屋上に置き、高圧機器の多くを室内に収めるなど、耐寒・耐雪性と保守性に配慮した構造も特徴でした。
番台区分では、基本となる0番台のほか、関門向けの300番台・400番台、JR貨物が新造した450番台・500番台があります。なお、JR貨物の0番台には、保安装置対応に伴う改番で600番台・700番台の車号となった車両もありました。
現在の状況としては、JR東日本の旅客列車けん引運用はすでに終了しており、形式全体としても定期活躍の時代は終焉段階です。一方で、2026年春のJR東日本秋田支社イベントではEF81 95・134・136・139が展示予定車として案内され、JR貨物でも303号機が「貴重な生き残り」として取り上げられるなど、少数がなお鉄道ファンの注目を集めています。
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