▪︎ 【JR海】東海道新幹線「2027年1月よりドクターイエローに代わる営業車検測システム搭載車両運用開始」を発表
JR東海は、ドクターイエローの代替として、架線の状態把握や、電線類・電柱に対する支障物の自動検出が可能となる、新たな営業車検測技術を開発したと発表しました。新たな検測技術を搭載した営業車の運用開始は2027年1月から予定されています。新しい営業車検測技術の詳細は以下の通りです。
①営業車で採用できるレーザー光を用いず、1つの台車のみで検測可能なシステムを開発しました。
②営業車の集電用パンタグラフ付近に新たに設置した3台のカメラで撮影した画像を解析することで、測定専用パンタグラフを必要とせずに架線の異常を自動で検知する装置を開発しました。
③営業車の運転台にカメラを新たに設置し、画像処理技術やAI技術を活用することで、電線類や電柱に対する支障物を高速走行中に自動で検知する国内初の装置を開発しました。
④ドクターイエローのような検測専用車両を開発・製造・運用する必要がなくなり、コストダウンにも繋がります。営業車での検測が可能となることで、ドクターイエローでの検測と比べ検査の頻度が向上し、東海道新幹線の安全性をさらに高めることができます。