JR西は、2024年春以降に山陰・山陽エリアを結ぶ特急「やくも」に投入予定の新型車両(273系特急形直流電車)の車両デザインを発表しました。
デザイン監修は、イチバンセン(デザイナー川西康之氏)+近畿車輛株式会社デザイン室で、「沿線の風景に響き自然に映える車体、山陰の我が家のようにくつろげる温もりのある車内」をデザインコンセプトにしています。
新型車両の主な特徴としては、①防犯カメラの設置による車内セキュリティ向上、車体の衝突安全対策、機器の二重系化等で安全性・安定性を向上させます。②国内初となる「車上型の制御付自然振り子方式」採用で乗り心地を向上させ、座席間隔を拡大させ、座り心地を改善した座席の採用し、空気清浄機の搭載、抗菌・抗ウイルス加工による安心で快適な車内環境づくりをしています。③車椅子スペースの拡大、多目的室の設置など幅広い利用層を意識した設備の充実させ、車内Wi-Fi、全席コンセント、大型荷物スペースを設置します。④車両は、エネルギー変換効率に優れたVVVF制御装置、LED照明等採用によりより一層省エネ化されています。
新型車両(273系特急形直流電車)の運行区間は、岡山～出雲市間で、投入車両は、44両(4両×11編成)で、2024年春以降、営業運転開始予定しています。
特急「やくも」に投入する新型車両のデザインの決定について ～沿線の風景に響き自然に映える車体、山陰の我が家のようにくつろげる温もりのある車内～