▪︎ 【小田急】2029年3月新型ロマンスカー運行開始を発表
小田急電鉄は、2024年9月からコンセプトやデザインを検討してきた2029年3月に運行開始予定の新型ロマンスカーに関して、開発コンセプトを「きらめき走れ、ロマンスカー」、車両形式を80000形、編成両数は7両、台車方式はボギー車に決定したと発表しました。
【車両開発コンセプト】
・「きらめき走れ、ロマンスカー」には、陽に照らされ水面がきらりときらめくように、乗るたびに人々の心を動かす瞬間「きらめき」を生み出し、「きらめき」を波紋のように、世代を超え多くの人々に広げていけるような存在を目指します。
【外観の基本設計】
・車両デザインはCOA一級建築士事務所(長曽我部亮氏/岡野道子氏)が手掛けました。
・VSE(50000形)の後継として展望席を設け、その上に位置する運転席を雫のような大型の曲面ガラスで一体的に包みます。
・車体カラーは、水の清らかさを感じさせ、シーンによって見え方・感じ方が変わる「淡い水色」を基調に、車両連結部には「バーミリオンオレンジ」を施し伝統を継承します。
・車体側面(窓下等)には、水面の波紋を想起させる「ゆらぎ」を設け、瑞々しさと柔らかさを表現します。
【車両概要】
・1編成は7両です。
・台車方式はボギー車(台車2個の上に車体を設けた鉄道車両)を採用します。
・用途や気分により選択ができる複数の座席種別が存在します。
・沿線の自然豊かな風景を美しく切り取る大型の窓デザインを採用しています。
・箱根登山線へ乗入可能な車両仕様になります。
・メンテナンスの省力化が実現できる機器を搭載します。
