▪︎ 【叡電】「新しい観光車両 「舞(まい )」 がデビュー」を発表
叡山電鉄は、700系車両のリニューアル化の一環で、旧724号車+旧721号車の2両×1編成を101号車+102号車の2両編成にリニューアルして、叡山電車開業100周年を記念した新たな観光車両『展望列車「舞(まい)」』として運行を開始すると発表しました。運行開始日は2025年中を予定しています。主に鞍馬線(出町柳駅~鞍馬駅間)を運行します。
【外装デザイン】
・展望列車「舞」の題字は書道デザイナー・林真帆さんの揮毫です。
・「花の丸文様」「瑞雲文様」「流水文様」など自然を愛でる美しい伝統的な和柄を車体に配しています。
・デザイン提供・監修は、沿線のファブリックメーカー、株式会社川島織物セルコンが手掛けています。
【内装デザイン】
・京都の伝統と文化を象徴する「着物」に着想を得た内装デザインになっています。
・壁面には伝統柄を、座席は帯、スタンションポール(握り棒)は簪(かんざし)、つり手は髪飾りに見立て、着物を彩る小物をモチーフにデザインし、そのデザインは株式会社IFOOが手掛けました。
【車端(妻)部】
・車端(妻)部には、多目的にご利用いただけるユーティリティスペース「MAI-SPOT(マイスポット)」を設けました。
・京都・鞍馬山で産出される銘石「鞍馬石」を装飾の一部に取り入れています。
・叡山電鉄の車両としては初めて案内表示器を新設しました。
【バリアフリー化】
・各車両の車端部付近に車いす・ベビーカースペースを1か所設置し、スペース部の床敷物に明示するほか、優先座席の色を変えています。
・ドアの開閉表示灯、ドアチャイム、触知表示板を新設します。
【海外からの乗客に配慮】
・車外の行先表示器は日本語のほか、英語、韓国語(ハングル)、中国語(簡体字)の4カ国語で表示します。