京成電鉄が公表した中期経営計画「D2プラン」(2025〜27年度)と適時開示資料では、成田空港の年間旅客7,500万⼈体制に備え、空港アクセスを「押上直通系統」と「スカイアクセス系統」の二枚看板で拡充する方針が明示されました。2028年度に押上〜成田空港間へ新型有料特急を投入し、2030年代半ばにはスカイライナーを長編成化して輸送力を底上げすることを発表しました。
◾️ 新型有料特急(押上系統)
運行開始:2028年度予定(設計に着手済み)
区間:押上―成田空港
ねらい:東京メトロ・都営地下鉄乗入れ路線からのダイレクトアクセスを実現とエリア価値の向上
◾️ 次期スカイライナー(スカイアクセス系統)
導入時期:2030年代半ばを目標に検討中
編成:現行AE形(8両)を9両以上へ長編成化し、ピーク時輸送量を約15%増強
必要投資:宗吾車両基地の延伸線・検修庫拡充が同時進行しており、将来の10両化にも備えるとみられます