▪︎ 【大阪メトロ】「400系がローレル賞を受賞」を発表

この記事は約2分で読めます 更新日: 2024年05月23日

鉄道友の会は、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の新型車両「400系」にローレル賞を授与しました。
この車両は、中央線夢洲駅延伸と2025年日本国際博覧会(EXPO 2025大阪・関西万博)開催に伴う旅客輸送を担うために導入され、経営形態変更後初の新系列車両となります。
400系の外観は、未来への路線を象徴するかのように、宇宙船を意識させるデザインが特徴です。アルミニウム合金製の車体には摩擦撹拌接合を用いたアルミダブルスキン構体が採用され、
3次元削り出し加工により高精度かつ曲線美を実現した先頭構体が目を引きます。前面は、運転台の視認性と客室内の展望性を重視し、大きなガラス面積と特徴的な照明配置が印象的です。
機器類は最新水準のものを継続して採用しており、予防保全やメンテナンスの効率化のためのモニタリングシステムや、自動運転実証実験に向けた伝送システムなども構築されています。
2024年度には、大阪港~夢洲駅間で自動運転(Grade of Automation 2.5)の実証実験が予定されています。
車内では、座席配置の工夫により座席定員と大型荷物利用者のスペースを両立させ、背の高い腰掛で座り心地を向上させています。また、1人掛けの固定クロスシートやUSBコンセント付きカウンターなど、多様化するニーズに応える設備も備えています。
400系は、既存系列とは一線を画すデザイン性と多様な需要に応える設備を兼ね備えた車両であることが評価され、ローレル賞に選ばれました。

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情報源・参考資料

公式情報
大阪市高速電気軌道 400系 400-05Fの写真

イメージ画像 Photo: Keio eleven(@keioeleven)

記事作成者:Nanohana 間違い指摘 

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2014年より記事執筆を担当

鉄道ニュース、鉄道イベントを中心に執筆

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2014年より2nd-trainを運営。鉄道ニュース全般を担当しながら、重要なイベント情報も執筆。