▪︎ 【西武】「多摩川線で無線式列車制御(CBTC)システム走行試験開始」を発表
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更新日: 2024年03月07日
西武鉄道は、多摩川線(武蔵境~是政間8.0km)で無線式列車制御(CBTC)システム走行試験を、2024年3月10日より2025年1月の予定で営業終了後の時間帯に実列車(101系)で実施すると発表しました。今回の試験では既存設備を活用して効率的に無線式列車制御システムを実現する「西武式CBTCシステム」の実証実験となります。今回の走行試験での検証結果で次世代信号システムの方式を決定し、2030年代に全線での導入を目指す事になります。
【主な試験項目】
①速度および距離算出試験
CBTC車上制御装置が、自列車の進行方向、速度、移動距離を正しく認識できることを確認します。
②列車検知機能試験
CBTC地上装置が無線を介して CBTC車上装置で認識した列車位置情報を正しく認識できることを
確認します。
③列車制御機能試験
CBTC地上装置が認識している列車位置情報を基に、CBTC車上装置に送信される列車制御情報が先行列車の位置に応じて更新されることを確認します。また、CBTC車上制御装置で作成するブレーキパターンに沿って適正なブレーキ制御を出力することを確認します。
④踏切機能試験(基礎機能試験)
踏切に列車が近づいたことを検知する方法を、レールを用いる方法から、CBTCによる列車位置情報に置き換える事により生じる影響を検証します。
⑤踏切機能試験(踏切制御高度化試験)
列車速度に応じて、踏切鳴動開始点を切り替える事により、踏切鳴動時間の適正化が図れることを確認します。
公式リリース
西武線全線への導入を目指し、2024年3月10日より 多摩川線で無線式列車制御(CBTC)システムの 走行試験を開始します
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