2023年12月5日に、三重県知事の定例会見にて名古屋〜奈良間の直通列車を実証実験を実施することが発表されています。運転予定時期は2024年秋、運転日数は2日程という情報も新たに示されています。関西本線の亀山〜加茂間の収支状況が悪く「利用促進会議」を現地自治体及びJR西日本で開催し、JR東海とJR西日本の境界である亀山駅をまたぐ直通列車を走らせる実証実験を行うことを決めたとのことです。
名古屋〜奈良間では2006年3月18日までキハ75系を使用した急行「かすが」が運転されていましたが、今回の臨時列車ではキハ75系が使用されるのか、はたまた他のエリアではJR西日本エリアに乗り入れているHC85系を使うのか、JR西日本の車両を使うのか注目されます。また、いずれの車両で運行されるにせよ、乗務員訓練の試運転も期待されます。
掲載写真は過去「かすが」に使用されていたキハ75系です。