鉄道友の会は、芳賀・宇都宮LRTの新型車両「HU300形」にローレル賞を授与しました。この車両は、全線新設のLRTとして国内初となる同路線向けに、17編成51両が新製され導入されています。HU300形は、100%低床式のライトレール用車両で...
【宇都宮LRT】「HU300形がローレル賞を受賞」を発表

鉄道友の会は、芳賀・宇都宮LRTの新型車両「HU300形」にローレル賞を授与しました。この車両は、全線新設のLRTとして国内初となる同路線向けに、17編成51両が新製され導入されています。
HU300形は、100%低床式のライトレール用車両で、3車体・3台車の連接車構造を採用しています。従来の旧アドトランツ・タイプの車両構成を基本としつつ、都市交通の新たな形を志向したデザインが特徴です。
車両諸元は、軌間1067mm、全長29.52mで、軌道法の限界いっぱいの長さとなっています。定員は低床式車両では最大の159名で、制御装置にはSiCによるIGBTを採用した新しいものが使用されています。
エクステリアは、「雷都を未来へ」のコンセプトをもとに、一般アンケートの結果を反映した斬新なデザインで、黄色を基調とし、前面には大型曲面ガラスを採用して運転視界を確保しています。
インテリアは、間接照明、ヴォールト天井、大きな側窓などを採用し、車体幅を超低床式車両としては最大の2650mmとして、一般鉄道並みの座席幅450mmを確保するなど、利便性と快適性を高めています。
また、IC乗車券を使用すれば、全ての扉から乗降が可能なように配慮されています。
HU300形は、新規開業のLRT路線におけるインパクトのあるデザインと次世代のLRTを期待させるポテンシャルの高さから、社会的にも大変注目されています。会員投票でも60%以上の支持を得ていますが、
今後の改善点として、IC乗車券を持たない乗客の乗降時間短縮に向けた検討や、高速域での走行安定性の改良などが望まれることが受賞発表でも謳われています。

公式リリース

2024年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両

イメージ画像 Photo: はやと,(train6000)

記事作成者:Nanohana 間違い指摘 

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